保護者が尋ねてみたい男性保育士のアンナコト、コンナコト

東野保育園父母会の持ち味は、高い積極性と柔軟性、そして仲間を思いやる優しい気持ちです。モットーは「父母の負担を軽減し、子どもたちの楽しみは最大限」です。毎年、父母会の運営や行事において様々な工夫がなされています。しかも、東野父母会は、自分たちの父母会の中だけではなく、フォーラムにおいても他の父母会が困っている時、何かの提案があった時、自らが進んでサポートに入ってくれます。

 

ちなみに、現在、7つの浦安市公営保育園では、使用後の紙オムツを廃棄してもらっていますが、以前は保護者が持ち帰っていたことをご存知でしょうか? この園内廃棄はフォーラムからの要望で2008年度から導入されていますが、前年の2007年度に費用面や環境面でのトライアルが行われたのが東野保育園です。父母会にも保育園にもチャレンジ精神があふれているようですね。

 

さて、2004年から休眠し、2011年に復活したものの、翌2012年に完全閉鎖されてしまった旧フォーラムホームページの東野保育園父母会のサイトにおいて「男性保育士モリモリ先生インタビュー」という魅力的な特集を見つけました。テキストデータを移し替えて新ホームページにて大切に保管します。

 

アーカイブデータを見る限り、2003年頃の記事のようです。保護者のインタビューに東野保育園の「男性保育士のモリモリ先生」が答えてくださいました。「女性が多い職場での着替えやトイレでの苦労」「保育士になった理由」「ご自身の家庭での子育て」など、保護者なら一度は尋ねてみたい内容ですよね。以下、原文を掲載します。

 

男性保育士モリモリ先生インタビュー

(2003年当時の記事、残念ながら写真は復元できませんでした。

 

浦安市では数少ない男性保育士のモリモリ先生に直撃インタビューしてみました。先生は現在0歳児の担任。日々成長していく赤ちゃんの成長を楽しみにしながら、赤ちゃんが安全に楽しめるように考えてくださっています。

 

保護者:先生はなぜ男性保育士という職業を選ばれたのですか?

 

モリモリ先生:小さい頃、小さい子と遊ぶのが好きだったんですね。それで、いざ自分の将来の仕事を考えたときに保育士が向いているかもしれないなぁと思ったんです。

 

保護者:女性の多い職場で困った経験などありますか?

 

モリモリ先生:着替えとトイレと言葉遣いですね。今は慣れましたけど、最初自分は余り綺麗な言葉を使っていなかったので気を使いました。

 

(ちなみに東野保育園では絵本とかを置いている教材室が男性保育士の着替え場所。入り口に「使用中」とかの札を掛けています。)

 

保護者:男性保育士が少ないのですが、特別に見られることについてどう思われますか?

 

モリモリ先生:この前の企画のように「お父さんと一緒」とかがあると、自分が前面に出ないといけないのでプレッシャーがありますね。僕はあまり前面に出るタイプではないので・・・。

 

(先日、つくし組で土曜日午前中に「お父さんと一緒」という企画がありました。モリモリ先生とパパ達が赤ちゃんと一緒に遊んだり、普段話をする機会がないパパ同士のコミュニケーションが図られたようです。)

 

保護者:あの企画はモリモリ先生が企画されたのかと思っていましたが、違ったのですか?モリモリ先生がいらっしゃるから他の先生から出た企画なんですか?

 

モリモリ先生:そうですね。新たな試みとして、やってみたってところでしょうか。また第二弾があると思うので是非参加してください。

 

保護者:私たち父母は男性保育士をもっと採用してもらえるよう請願していますが、先生ご自身はどうお考えですか?

 

モリモリ先生:そうですね、各園に最低1人でも入れてもらえると嬉しいです。市で7人いれば男性保育士が集まって話し合いもできるのですが、今だと僕一人なんで話し合いも出来ないです。以前、東野保育園にもう1人男性保育士がいらっしゃったときには、研修のあとなどに話をすることもあったのですが。

 

保護者:今までの保育経験をお伺いしても良いですか?保育士になられて何年目とか。以前に勤められていた保育園はどちらですか?

 

モリモリ先生:6年目です。東野保育園に来て3年目です。以前は入船保育園にいました。

 

保護者:今までの保育士をやってきた中で印象に残っているのは?

 

モリモリ先生:入船保育園のときに、さくら、ひまわりと担任させてもらったのですが、ひまわりさんの運動会はやっぱり感動しました。さくらの時から見てるから、あの子供たちがこんなに成長したんだなぁと本当に感動しました。

 

保護者:ひまわりさんの担任をされたってことですが、卒園式って羽織・袴ですか?

 

モリモリ先生:いえいえ、スーツでした。普通は女の先生方は袴を履かれるんですが、僕がスーツだったので、相談してその年は全員スーツでした。

 

(先生の羽織・袴姿を見たかったんだけど・・・。)

 

保護者:先生ご自身のことをお伺いしてもいいですか?ご家族とか。

 

モリモリ先生:皆さんと同じ共働きで、すみれ・たんぽぽ組の男の子が1人います。浦安市内の他の市立保育園に通っています。

 

保護者:家ではどんなお父さんですか?

 

モリモリ先生:皆さんと同じように普通に怒ったり遊んだりするお父さんですよ。

 

保護者:でも、お父さんが保育士さんだとプロだから何かとやってもらえてうらやましいですねー。

 

モリモリ先生:そうですか?でも東野保育園でもお父さんが送り迎えをされているおうちは多いですよね。同じですよー。前に離乳食とか見よう見真似で作ってみましたけど。

 

保護者:いいですねぇ、離乳食が作れるお父さん。小さい頃、どんな少年でしたか?

 

モリモリ先生:すごいやんちゃ坊主でした。じっとしていなくて親が呼び出されたことも何度かあったようです。でも、ほかの子に悪さをすることはなかったようですが、お尻に虫がいるんじゃないかと言われるぐらい落ち着きがなかったようです。

 

保護者:へぇー、今の先生からは想像できませんね。今みたいに優しい感じになられたのはいつごろですか?

 

モリモリ先生:うーーーーん、わからないですね。小さい子には優しかったので自分ではわからないです。

 

保護者:モリモリ先生の保育方針というようなものがあれば教えてください。

 

モリモリ先生:基本は子供たちが安心して楽しく過ごせることですね。今はつくし組の担任ですが、大きくなったら集団での遊びを膨らませたりしてあげたいです。子供によって対応も変えていくつもりです。

 

保護者:東野保育園の子供たちにメッセージをいただけますか。

 

モリモリ先生:6年間の保育園生活の中で、いろいろな出来事があると思うけれども楽しいことを一杯見つけてください。

 

保護者:私たち父母にもひとことお願いできますか。

 

モリモリ先生:いつも家事・育児・仕事の3つも掛け持ちで大変だと思いますが、子供のためにも自分たちのためにも一緒に頑張っていきましょう。

 

保護者:本日は長時間ありがとうございました。

 

 

(インタビュー後記)

実はインタビュアー母の息子の担任でもあるモリモリ先生。いつも子ども達や私達父母を暖かい目で見守って下さっています。そんな暖かさを感じるインタビューでした。

 

私達の質問にも丁寧に答えて下さって、先生の誠実な人柄が伺われました。イメージしていた通り、優しい先生でした。先生のお子さんも保育園に通っていらっしゃるということを伺い、より親近感が沸きました。先生の中に、母性的なぬくもりも感じられ、いい先生だなーと思いました。

 

保育フォーラムでも男性保育士の採用を要望していることもあり、私たち全員の願いとして、もっとモリモリ先生のような男性保育士が各園に配属されるといいな、と思います。私たちの思いを汲んで下さって、快くインタビューや撮影に応じて下さったモリモリ先生に感謝しています。

 
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